Windows XPのパーティションのアライメント調整に
ダウンロードで入手できる Windows 8 Release Preview (プレリリース版) を使ってみたので方法メモ。
今現在は公式で Release Preview のダウンロードは終了しいるようですが
記事はこのまま残しておこうと思います。
Windows 7 パソコンを使った方法はこちら
→ 【自作PC】 XPで使うHDD/SSDのアライメント調整にWindows 7パソコンを使う方法
(注)
この方法はSSDをWindows 8でフォーマットしてWindows XPを新規インストールをします、
作業を行う前にデータのバックアップをしておいてください。
SSDなのになんか速度出ないなと思っていたら
パーティションアライメント調整をしていませんでした・・・。
よく分からないのですがXPでSSDを使う場合これやっておかないと本領発揮しないそうです、
そんなわけでアライメント調整に挑戦してみる事に、
一番簡単そうな方法にWindows 7を使う方法があったのですが
持ってない場合も考えて他の方法も・・・と思ったら
複雑な方法が多く、自分に出来そうな方法が見つけられずもう諦めかけてたのですが
Windows 7で出来るならWindows 8でも出来るかも?と閃いて
色々頑張ったら成功したので方法を今回メモしてみました。
2012年8月現在ならまだWindows 8 Release Preview(プレリリース版)がダウンロードで手に入るので
期間限定ですがこの方法ならISOをDVDに焼ければ後はそんな難しい知識も要らないので
試しやすい方法だと思います。
XPで使っているSSDがアライメント調整が必要なのかどうか、
システムツール「システム情報」の [ディスク] で
XPの入ったパーティションの 「パーティション開始オフセット」 の値で確認できます。
「パーティション開始オフセット」の詳しい確認方法はこちら
→ 【自作PC】 「パーティション開始オフセット」の確認方法
XPの入ったパーティション(この場合パーティション#0)の 「パーティション開始オフセット」 の値が"32,256バイト" (または4096で割り切れない値) の場合、
アライメント調整が必要です。
2012年8月現在だとまだプレリリース版のWindows 8のISOイメージが手に入るので
マイクロソフトからダウンロードしてください、
ダウンロード場所に「プロダクト キー」もあるので忘れずにメモ。
Windows 8 Release Preview ISO イメージ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/download
後はダウンロードしたISOイメージを
DVD または USBフラッシュドライブのようなインストールメディアに変換してください。
→【フリーソフト使用】 ライティングソフト『ディスクメディエーター呉葉』を使ってみた
各言語から日本語をクリックするとダウンロードに
64ビット(x64)と32ビット(x86)の2種類のisoファイルがあります。
フォーマットに使うだけなので容量の少ない32ビットをダウンロードした方が短い時間で済みます。
また、直ぐ下に「プロダクト キー」もあるので忘れずにメモ。
インストールメディアでフォーマット作業を始める前に
データのバックアップは必ずしておいてください。
これからする作業はSSDをWindows 8で丸々フォーマットしてWindows XPを新規インストールするので
保存されているデータは全て消えてしまいます。
その他に、USBメモリ、外付けHDDなどUSBに刺さっている機器、
拡張スロットに刺さったパーツ類等、作業に必要ないものはなるべく外しておく。
AHICドライバが統合されていないXPインストールディスクを使う場合、
マザーボードの設定はAHICモードではなくIDEモードにしておくなどです。
実際、自分もUSBメモリ刺しっぱなしや
AHICモードのままAHICドライバが統合されていないディスクを使って
エラーを起こしてしまいました。orz
また、確認はしていないのですが
Windows 8(プレリリース版など) のシステム要件を満たしていないと
インストールが始まらない、途中で止まる等があるかもしれないので注意。
・Windows 8 Release Preview のシステム要件の場合
ここでは Windows 8 でフォーマットされた
Windows XP をインストールするパーティション(領域)を作ります。
あと、今回はトラブルを避けるため、
SSDをパーティション分けせず丸々Cドライブ(システムドライブ)にします。
Windows 8 のインストールが始まると最初に 言語設定やキーボード設定をするので確認して次へ、
画面の真ん中にある [今すぐインストール(I)] をクリック、
プロダクトキーの入力、
プロダクトキーは Windows 8 のISOファイルをダウンロードする場所に書いてあります
→Windows 8 (プレリリース版など)の用意
「ライセンス条項」の [同意します(A)] にチェックして次へ、
インストールの種類は下の 「カスタム」 を選んでください、
[ドライブ オプション (詳細)(A)] をクリック、
[削除(D)]、[拡張(X)]、[フォーマット(F)]、[新規(E)]が表示されます、
まず始めに [新規(E)] でパーティションを2つ作成するのですが、
その前にもし、画像のようにSSD内に既にパーティションがある場合、
[削除(D)] で全てのパーティションを削除して空にします。
ここからWindows XP をインストールするパーティションを作る作業に入ります、
SSD内が空の状態で [新規(E)] でパーティションのサイズを指定して [適用(P)] を押します、
するとメッセージが出るので [OK] をクリックでパーティションが2つ作成されます。
これでパーティションが2つ作成されます
次に Windows XP をインストールするパーティションを作っていきます。
[新規(E)] で作った 「パーティション 2」 を削除、
↓ 警告が出ますが無視して [OK] をクリック
「パーティション 2」 を削除したら
「パーティション 1」 を [拡張(X)] で Windows XP を入れても大丈夫な容量まで増やします、
そして、 「パーティション 1」 を [フォーマット(F)] 、
警告が出ますが無視して [OK] をクリックして作業は終わりです。
フォーマットはこれで終わりなので次へ進まず
電源を落として(もしくはリセット等で)終了してください。
Windows8 で SSD のフォーマットが終わったら
今度は Windows XP のインストールをすれば最後の作業は終わりです。
(注) BIOSで AHICモード にしたまま
AHICドライバが統合されていないインストールディスクを使うと
エラー(0x0000007Bなど) を起こすので注意
「Windows XP のセットアップを開始する」 なので Enterキー を押します、
「選択したパーティションに Windows XP のセットアップする」 ため Enterキー を押します、
Windows 8 でフォーマットを終えてるので
「現在のファイル システムをそのまま使用(変更なし)」 を選択して Enterキー を押します、
↓ インストールが開始します
これで、Windows XP のインストールは終わりです。
最後に、XPをインストールしたパーティション(この場合パーティション#0)の
「パーティション開始オフセット」 の値が
"1,048,576バイト"(または4096で割り切れる値) になっていれば成功です。
「システム情報」 はショートカット win+R のあと
"msinfo32" ("は除く)を入力して呼び出してください。
→Windows XP の「パーティション開始オフセット」の確認と方法